東京立正の歴史を示すヒマラヤ杉

とりあえず、iPhoneの計測アプリで高さを測ってみました。まず、「水準器」機能を使い木の頂点を45度の角度で見上げる地点を確定。次に「計測」機能でこの地点から杉までの距離を測りました。すると、なんと24.75mと表示されています。つまり高さが24.75mもあるということです。林野庁ホームページでは屋久島の縄文杉の高さが25mとなっていますから、高さだけなら屋久杉並みということです(太さは縄文杉よりずっと細いです)。

こんなに高いとは思っていませんでしたが、確かに写真で見ると手前の校舎よりもかなり高く見えます。
そうなると、さらにどうでもいいことを調べたくなるものです。いったいこの木はいつからあるのだろう?

ヒマラヤ杉はいつからあるのか?

この写真は、講堂が写っていないので講堂が竣工した1937年よりも前のものです。1927年の第1期入学生は70名と記録されているので、写真に写っている人数からすると開学当時のものではなく、生徒が大幅に増えた1930年代前半と思われます。
おそらく丸を付けた木が該当する杉の木です。学園創立以前は大根畑だったので、写真から推測しても杉は人工的に植えられたもののようです。
これがここまで大きくなった。で終わりにしようと思ったのですが、どうしても違和感がぬぐえません。右の方の木も現在あるのですが、写真とは間隔が違うような気がします。

講堂ができた1937年から校舎が戦災で焼失した1945年の間の写真を見つけました。赤丸が例の杉の木です。が、先の写真にはなかった杉の木がもう一本写っています(黄色い丸)。こちらの写真の木の配置は現在と同じようです。どうも講堂を建てるにあたって一部の木を移植したようです。杉の木が少し成長していることがわかりますが、まだまだ小さいですね。
戦争では校舎が全焼しましたが、講堂と杉の木は戦災を逃れました。実は講堂もなぞに満ちているので、そのうち「どうでもいいことを調べてみた」で特集します。

成長をつづけるヒマラヤ杉

この写真は1959年の東京立正中学高等学校のパンフレットです。例の杉の木は右側の方です。ずいぶん成長しましたが、すごく細く見えます(現在は直径1mを優に超えています)。

同じころに撮られた写真が次のものです(短大校舎が写っていないので1966年以前のものです)。高校の校舎と同じくらいに成長しているように見えます。

短大とともに

この入学案内は「東京立正女子短期大学付属・・・」となっているので、短大ができた1966年よりは後のものということになります。1974年の入学案内に全く同じ写真が使われているので、これは1973年のものでしょうか。いよいよ、左側の高校校舎よりも高くなってきました。
そして短大創立から今年(2021年)で55年。冒頭に書いたように25m近くまで大きくなりました。学園創立の1926年からそれほど遠くない時期に植えられているので、樹齢は100年ほどでしょうか。どうでもいいことを調べたつもりでしたが、改めて歴史を実感しました。次回もどうでもいいことシリーズをお楽しみください。

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