学習発表会というと硬そうな行事を想像されると思いますが、東京立正短期大学の学習発表会は絶対ほかにはない破壊力。今回は私がクラスとゼミを持っている現代コミュニケーション専攻の部の発表会を報告します(幼児教育専攻については本学公式ホームページに報告があるのでご覧ください)。現コミ専攻の学習発表会は、4年ぶりに外部の方も招いて講堂で開催し、最後まで盛り上がっていました。
あらゆる意味で全力投球の発表
学習発表会は、一年間の学習成果の集大成。1年生は統一テーマでクラスごとに研究を進め、2年生はゼミごとに自由テーマで研究成果を発表します。でも、単に発表するのでは芸がありません。クラス・ゼミごとに聴衆を引き付けるためのさまざまな工夫が加えられます。今回は、その場で聴衆にアンケートを取ったりクイズを出したりといった双方向性を考えた発表や、推し活ファッションの変遷をファッションショーの形で伝えたり、発表者も聴衆も一緒になって楽しみました。4時間にわたる発表でしたが、どのクラス・ゼミの発表も大いに盛り上がり、あっという間でした。
2023プログラム
東クラス・東ゼミがダブル受賞
投票の結果、1、2年共に私のクラス・ゼミが最優秀賞に輝きました!
東クラス(1年)が選んだテーマは、「日本語を母語としない児童・生徒への日本語支援」。実は日本には4万人を超える児童・生徒が日本語以外を母語としています。その実態と支援の現状を調べ、何が求められているのかを考えました。まじめな研究ですが、「発表において3回は笑いをとること」という試練を課したところ、司会の掛け合いや体を張った演出で舞台を盛り上げてくれました。真面目な考察、ち密な資料(パワーポイント)、笑いをとる演出、の三拍子そろった発表があって、聴衆から高い評価を得ることができました。
東ゼミ(2年)は、ディズニーのポリティカルコレクトネス。「ポリコレ」というと侮蔑的に使われることがありますが、差別や暴力をなくすためにどのような表現や言葉の使い方が必要なのか真剣に考えました。実は、発表の大きな壁になったのは著作権。今回は地域の方など外部の方も来場するので、教育における著作権の例外は通用しません。そこでディズニーの曲はすべて生演奏、イラストや画像もオリジナルだけどディズニーを連想できるものを使いました。発表会前は連日夜遅くまでリハーサルを重ねて一人ひとりの動きや間の取り方までチェック。本番ではマシントラブルから一瞬パワポの画像が止まるハプニングがあったのですが、発表は止めず最後まで一分の隙もなく演じ切りました。
今回は幸運にも東クラス、東ゼミが最優秀賞を取りましたが、他のクラス、ゼミの発表も素晴らしいものばかりで、改めて学生の可能性を感じる一日となりました。高校生でこの記事を読まれている方がいらっしゃったら、東京立正短期大学を目指してみませんか。ちなみに次回は、2024年12月19日(木)です。皆さまのご来場をお待ちしています。
お問い合わせは azuma@tokyorissho.ac.jp 東まで