総合型選抜、徹底解説

総合型選抜は、長い間AO入試と言われてきたもので、学力だけでは評価できない受験生の様々な側面をもとに判定する入学者選抜です。合格するためには、他の入学者選抜との違いをきちんと認識することと、東京立正短期大学では特に何を重視しているのかを知ることが大切です。
受験生の皆さん、ご安心ください。この記事を読めば限りなく合格に近づくことができます。

目次

総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の違い

東京立正短期大学では、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜の3種類の入学者選抜を実施しています。まずは、それぞれの特徴を解説します。

総合型選抜

その昔、大学入試といえば学力試験それも知識の量を測る試験でした。そこで、知識の量以外の能力を測ったり、入学後の勉学意欲を評価したりするAO入試(現在の総合型選抜)が生まれました。現在では、東京立正短期大学を含む多くの大学・短期大学で総合型選抜が実施されています。この入学者選抜の特徴は、大学によってさまざまな工夫を加えた選考を実施しているところにあります。もちろん東京立正短期大学も特徴的な選抜を実施しており、次章で詳しく解説しています。
文科省と大学・短期大学との間で、9月以降に出願・実施することが取り決められています。

学校推薦型選抜

まずは大学が高校を指定校として認定します。指定校に在籍する生徒が希望すると推薦基準に沿って推薦を受けることができます。推薦基準には、大学側が指定する基準と高校の側の基準の2つがあり、双方をクリアする必要があります。学校推薦型選抜の最も大きなメリットは、大学と高校の信頼関係で生徒を推薦するため、推薦を受けられればよっぽどのことがない限り不合格になることがない、という点です。その一方で、合格したのに生徒の側の都合で辞退すると大学と高校の信頼を損なうことになりかねません。基本的に辞退はできないので、オープンキャンパスに参加するなどきちんと調べて進学の意志を固めてから推薦を希望することが大切です。
文科省と大学・短期大学との間で、11月以降に出願・実施することが取り決められています。

一般選抜

最も古典的な方法で、学力を測る入学者選抜です。とはいえ、大学によって、知識の量を測るだけでなく、思考力、判断力を測るなど試験の方法も多様化しています。方法もマークシートの大学もあれば記述式の大学もあります。有名大学であれば赤本が出ているので傾向をつかんで対策を練ることができますが、東京立正短期大学を含む短期大学の多くは赤本がありません。とはいえ、東京立正短期大学では希望者に過去問(解答付き)を無料で配布しています。受験の前に過去問を使って対策を練ることが大切です。

東京立正短期大学の総合型選抜

通常皆さんは、学校案内パンフレットや選抜要項を見て入学者選抜について調べることと思います。もちろんこれは大切なことですが、総合型選抜については、必ずアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)を見てみましょう。

文部科学省通知に見る総合型選抜

文科省は毎年「大学入学者選抜実施要項」を出し、各大学に入学者選抜のやり方を具体的に指示しています。「令和7年度大学入学者選抜実施要項について(通知)」(6文科高第299号)の冒頭には基本方針として、「大学入学者選抜は、・・・入学者受入れの方針(以下「アドミッション・ポリシー」という。)に基づき、・・・入学者に必要な能力・適性等を多面的・総合的に評価・判定することを役割とする」と書かれています。それだけ、アドミッション・ポリシーは重要なのです。
この通知には、とりわけ総合型選抜においては「入学志願者本人の記載する資料を積極的に活用する」とか、「入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する」などと書かれています。これらも大切な点なので覚えておきましょう。

東京立正短期大学のアドミッション・ポリシー

東京立正短期大学のアドミッション・ポリシー全文はこちらを参照いただくとして、ここでは要点をまとめてみました。要点はズバリ、「~意志」「意志を有している」という文章が多いこと。つまり、現段階の能力よりも、これから学びたいという意志を重視しているということです。東京立正短期大学のカリキュラムや学べることをよく調べ、学びたいんだ!という意志を志望理由書に書いたり面接時にアピールしたりしましょう。

事前面談を活用しよう

実は、東京立正短期大学の総合型選抜には、事前面談というとても便利な仕組みがあります。事前面談とは、オープンキャンパス、個別相談会のときに希望者に対して実施しているもので、事前面談を受けるとなんと入学者選抜当日の面接が免除になるんです。オープンキャンパスでは在学生や教職員とお話しできるので、いろいろと聞いて疑問点をなくしたりアピールポイントを整理したりしてから事前面談に臨むことができます。これを利用しない手はないですよね。

通信制高校もアピールになる

時々、通信制高校の生徒さんから、通信制高校は入学者選抜で不利になるのでは、と心配する声を聞きます。でも、総合型選抜では逆にこれがアピールポイントにもなります。通信制高校ではレポートの提出など、自分で時間を管理し計画的に勉強を進めることが必要です。全日制高校以上に自己管理が必要となるので、ここできちんと勉強したり何らかの成果を出したりしたことは絶好のアピールポイントです。もちろん、何らかの事情があって通信制高校に通っている場合は、その事情を話すことで一緒に短大生活について考えていくことができるので、総合型選抜の利用は良い選択と言えるでしょう。

もっと総合型選抜について知りたいとか相談したい時は以下までお気軽にご連絡ください。

入試・広報委員長 東 浩一郎(azuma@tokyorissho.ac.jp

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次