学校推薦型選抜、総合型選抜(II期)合格のポイント解説

11月1日(水)~17日(金)、学校推薦型選抜(指定校)、総合型選抜(II期)の出願を受け付けています。ともに、書類選考と面接によって選抜しますが、両者では若干異なところがあるので、以下簡単に解説していきます。
まずは学校推薦型選抜。こちらはいわゆる指定校推薦といわれるもので、本学と高校(指定校)との信頼関係によって選抜します。高校の学校長が推薦する方になるので基本的に本学が不合格にすることはありません。とはいえ、当日の面接において、全く準備している様子が見られないとか本学で学ぼうという姿勢がない、ということがあれば不合格になってしまいます。学校推薦型選抜は専願なので、面接も本学で学ぶことを前提に行います。本学のパンフレットやWEBサイトを見て、特徴やカリキュラムの要点を押さえておきましょう(本記事の最後に要点をまとめているので参照してください)。また、高校で推薦を受けているので、高校生活で力を入れたこともお聞きします。他の人との比較ではなく、率直に力を入れたことを答えていただければ大丈夫です。大きなことでなくてOK。自分なりの勉強法やルーティンなどでかまわないので、簡潔にまとめておいてください。
総合型選抜の面接は、どちらかというと学業以外の所に重点をおきます。高校時代の成績が不振でも大丈夫ですが、自己PRをきちんとする必要があります。PRといっても大きなことでなくて大丈夫。部活やアルバイトなど何でもかまいませんが、実際のエピソードにもとづいて話をすると説得力が増します。自らの経験を振り返ってPRポイントをまとめておきましょう。もちろん本学で学びたいという姿勢を明らかにすることも大切です。学校型選抜同様、本学の特徴をきちんと押さえておきましょう。

絶対に覚えておきたい立短の特徴

  1. 少人数制:1クラス10名に担任がつきます。何でも相談できるので安心して2年間を過ごせます。
  2. 資格がたくさん取れる:現コミ専攻は25の資格取得が可能。ほとんどが学内受験できるので、実際に多くの学生が資格を取っています。特に人気なのはMOS(パソコン)と秘書検定です。幼教専攻は保育士と幼免が2年間で取得可能。加えて准学校心理士や児童厚生員2級指導員(児童館の資格)を取ることもできます。
  3. 高い就職率と進学実績:卒業後の進路は就職または四大編入学。1年次から全員で就職準備をするので安心して就活に臨めます。また四大編入実績は都内随一をほこります。難関校を含め志望校に合わせた対策をしています。

専攻別のポイント

現コミ専攻

ビジネスコース、観光コース、心理コースの授業を所属コースにかかわりなく履修できるのがポイントです。本学卒業後の進路が就職希望の場合は、ビジネスコースに配置されている就職に役立つ資格に結びついた授業を覚えておくとよいでしょう。「秘書学概論」「秘書実務」は秘書検定、「情報処理演習A2」「同B2」はMOS(パソコン)の検定対策を兼ねた授業です。まだ高校生の場合、短大卒業後までは考えていない方もたくさんいるとは思いますが、短大は2年後には次の進路にすすむので、その時のことを考えて準備しておくと高評価につながります。四大編入学を希望している場合は、最初から本学を第一志望にしている方と四大を落ちてしまった方で若干答え方が異なります。前者の場合は、なぜ四大を受けないのか聞かれます。現段階では志望学部が決まらないとかまずは2年間勉強してみて続けられそうなら四大を受ける、など、回答を考えておきましょう。後者の場合はむしろ四大を受けてきたことがアピールになります。とはいえ、四大にはない短大の魅力、たとえば資格がたくさん取れる、少人数で分からないことがいつでも質問できるなど、を考えておきましょう。

幼教専攻

まずは、子どもが好きということを前提に、その一歩先を考えておきましょう。保育士や幼稚園教諭は単に子どもに接するだけでなく、他人の命を預かるということと、養育するということが含まれます。それだけで十分に意味のある職業です。保育士指針などを読んで理解しておくとバッチリです。
次に、なぜ東京立正短期大学で学びたいのかをはっきりさせておきましょう。保育士、幼免の資格に関わる授業は文科省、厚労省で細かく決められているので、四大、短大、専門で内容が異なるわけではありません。その中で本学の特徴をあげるとすると、1 安心して実習に出られる、2 施設にも強い、3 いろいろな資格が取れる、ということです。
実習については、まずは実習先を選べるという特徴があります。実習先を一方的に指定される学校もある中で、本学は自分の出身園を含め一人ひとりの希望を聞きながら実習先を決めていきます。また実習先への最初のアポは先生がやってくれます。これも安心ポイントの一つです。最初に行う幼稚園実習においては、実習に先立って2日間のボランティア実習(実習先の見学)を設けています。資格取得には実習が最大の難関ですが、本学ではこれに万全の対策をしており、誰もが安心して実習に臨むことができます。
施設については、さまざまな施設見学ができるという特徴を持っています。実は保育士資格は、児童養護施設など保育所以外にも使えます。今まで接することのなかったさまざまな施設を見学することで、就職の幅を広げることができます。
資格は、保育士、幼免の2つに加え、准学校心理士、レクリエーションインストラクター、ピアヘルパー、児童厚生2級指導員を取得することができます。それぞれ資格のための授業があったり実習があるものもありますが、2年間で全ての資格取得が可能です。
最後に、ピアノについて書いておきます。保育士、幼免の資格を取るためにはピアノを習得しなければなりません。本学はピアノ初心者のために音楽基礎という授業を設けています。1クラス6人ほどの少人数でていねいに指導するので、ピアノ初心者でも安心です。

面接で答えられなくなった時の対処法

立短では、基本的に、1 志望理由(本学で学びたいこと)、2 その理由(きっかけなど)、3 高校時代に力を入れたこと、4 本学卒業後の進路(決まっていなければ未定でかまいません)、の4つを聞くことにしています。とはいえ、上記のように学校推薦型選抜と総合型選抜では微妙にお聞きするポイントも異なっており、流れによっては想定していないことを聞かれるかもしれません。すぐに答えられない時は、まず、「考えをまとめたいので少し時間をください」と断って落ち着いて回答を考えてみましょう。それでも無理な時は「すみません、この点については考えていませんでした。これから考えていきたいと思います」と素直に言いましょう。やってはいけないことは、沈黙したまま時間が経過することです。頭の中では回答を一生懸命考えているのかもしれませんが、沈黙していたら面接官に伝わりません。

最後に

立短の場合、面接官は2名の個人面接で、時間は15分ほどです。なお、オープンキャンパスや個別相談会の時に事前面談を実施しています。こちらは面接官は1人になります。オープンキャンパス時にお話しする教員がそのまま面談する形になるので、安心して受けられます。事前面談を実施すると当日の面接が免除になるので、こちらもぜひご検討ください。
この記事が受験生に少しでも役立てば光栄です。ご質問がありましたら下記までお気軽にお問い合わせください。

azuma@tokyorissho.ac.jp

入試広報委員長(東浩一郎)

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